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飲食店経営 2006年11月号

少子化と言う逆風の中、キッザニアは出帆


2006年10月5日に東京都江東区有楽町線豊洲駅に隣接して開業する「アーバンドック・ららぽーと豊洲」は183店舗のさまざまな文化施設やショップ、レストランが入居する。その目玉になるのがKizania キッザニアだ。メキシコに1号店があり、日本は3号店になる。日本側の運営会社は株式会社キッズシティジャパンと言う会社で代表取締役社長兼CEOは元WDI社長の住谷栄之資氏だ。

70箇所ほどの職業体験の場所を作り、そこで子供が働き賃金を稼ぎ、サービスを受ける時には料金を支払うという、職業の重要性や楽しさ、お金の使い方を勉強するというレジャー施設だ。スポンサーの看板を掲げた店舗を子供の体形に合わせて、実物大の2/3に再現する。銀行、証券会社、旅行代理店、病院、消防署、ガソリンスタンド、レンタカー、自動車ディーラー、お惣菜屋、お菓子屋、ハンバーガー屋、宅配ピザ屋、スポーツジム、印刷所、新聞社、ラジオ局、宅配便、等盛りだくさんだ。外食部門ではモスバーガー、ピザーラ、RF1、ドンク、森永などを取り揃えた。

職業体験なので、子供の年齢は3歳以上、上限は小学校6年といったところだろう。入館するには子供と大人の組み合わせが必要で、安全管理には細心の配慮を凝らしている。同行の4歳児は最初、恥ずかしがってダダをこねていたが、ピザーラでピザを焼くことになった。本物のピザドーを用意しそれをローラーで丁寧に伸ばし、ピザソース、チーズ、トッピングを乗せる。店内の機器はすべて子供の背の高さにあわせてある。焼く時間を入れると20分の職業体験だ。厨房はガラス張りになっており、外からは親が子供の真剣にピザを作っている姿をビデオやデジカメで撮影している。

焼きあがったピザは、宅配で使うような本格的なパッケージに入れて、子供に渡る。しかも、ピザ職人としての人件費を貰えるのだ。彼は「僕が作ったピザだ」と美味しそうに頬張り、半分は「お父さんに食べさせるんだ」と丁寧に持って帰った。これでしばらくは彼の家ではピザーラのピザの宅配が週に何回か見られることだろう。ピザの前で、4歳児が「僕が作ったことのあるピザだよ。作り方を説明するから食べてね」と得意げに語るのが見えるようだ。少子化の時代だからもう子供対象のビジネスは駄目だと思う方は、キッザニアで子供のきらきら輝いている目を見るべきだろう。
キッザニアHP    http://www.kidzania.jp/
ららぽーと豊洲HP http://toyosu.lalaport.jp/


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