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米国の繁昌店シリーズ
第4回
シカゴの超繁昌店 Lettuce Entertain You Enterprises, INC


本社所在地
Lettuce Entertain You Enterprises, INC.
5419 N. Sheridan Rd.
Chicago, IL. 60640
電話 773-878-7340
ホームページ http://www.leye.com

前回に引き続きシカゴから繁盛店情報を送ろう。この米国繁盛店情報はチェーン店ではなく個店の外食に参考になるようという趣旨で、地元の繁盛店を取り上げている。しかし、今回はシカゴで30店舗近くのチェーン店を経営している、Lettuce社を取り上げよう。

なぜ、趣旨と反するのかというと、数店の例外を除いて同じコンセプトの店はないというレストラン経営をモットーとしているからだ。

シカゴで種類の異なるレストラン群を展開し、全てが超繁盛店にしたてた経営者のリチャード・メルマン氏はシカゴのレストラン王と呼ばれている。以前から注目されていた会社だが、最近特に注目を浴びだした。単なる個店レベルの繁盛店ではなく、チェーン化できる繁盛店を生み出しているからだ。

ダラスを1号店に現在6店舗になっているHMR〔ホームミールリプレイスメント)で有名なイーチーズというお店があるが、この店舗群はダラスに本社を構えるカジュアルレストランチェーンのブリンカーインターナショナル社が経営している。

Blinker International

そのブリンカーインターナショナル社がLettuce社から購入したコンセプトが、ベーカリーカフェのコーナーベーカリーだ。もともと、マジアーノというニューヨークスタイルの古典的イタリアンの横に置いたベーカリーを独立させたものだ。これが、スターバックスへの対抗馬として注目され、ショッピングモールを中心に多店舗展開を行っている。1店舗あたりの年商2億円とスターバックスより高いのが特徴だ。

さらに今年の7月には米国国内の既存店の不振に悩むマクドナルド社がLettuce社とコンサルタント契約を締結した。リチャード・メルマンの力をかりて新しい魅力のある店舗やメニューを開発しようと言うのだ。従来からマクドナルド社ではシカゴの有名シェフを採用してメニュー開発してきたが、どうもメニュー開発だけでなく、店舗のイメージなどの総合的なコンセプト開発が必要になっているようだ。

Lettauce社は店舗リストにもあるように、シカゴでもトップクラスの超高級なフレンチのAMBRIAから、フードコートのfoodlifeまで数多くのコンセプトを開発している。それらの店舗はシカゴを中心に出店し、成功したコンセプトはシカゴの店舗だけを維持して,他の地域での展開権を売却する。日本でもダスキンがツチバヌーチと言うイタリアンのコンセプトを購入して店舗展開している。

筆者は毎年5月にシカゴに行くのだが(NRAレストランショーが毎年開催される)その際には必ず、同社の店舗群を歩くようにしている。特に新店舗を必ず見る。それは、新店舗はこれから流行する業態の最先端を行っているからだ。

今年見学した新店舗はフレンチスタイルのステーキハウスのMON AMI GABIとタイフレンチのVONGだ。今,米国はステーキレストランのブームだ。ま、景気がよいと言うことだろうが、単なるステーキレストランではなく、テーマのあるステーキレストランだ。MON AMI GABIはフレンチビストロの雰囲気の中で薄切りステーキを食べさせる。この店舗は19年の歴史を誇る高級フレンチAmbliaの横で運営していたグランカフェと言うカフェを改造した物で、以前はがらがらだったが、ステーキになってから大繁盛だ。3種類のステーキがあり、油のない薄切りのステーキ、従来のステーキ、フィレステーキだ。特徴はソースで、ブルーチーズのソースや、ワインとたまねぎ、マッシュルームソース、などで,フィレはフォアグラで淡白さを補う工夫をしている。さて,マネージャーと話したら,今年の9月にラスベガスの高級カジノのパリス内に,この店と、高級フレンチのエッフェル塔(コースメニュー価格が115ドル)という店を開店するそうだ。

VONGはフレンチの雰囲気の店で、美しく盛りつけたタイ料理を提供するというコンセプトだ。米国の料理のトレンドはイタリアン、テックスメックス、カリビアンの順だが、その次に来るのが、パンパシフィック料理だ。日本料理、中華,タイ、ベトナム、カリフォルニア料理のミックスと思っていただきたい。米国は東南アジアからの消費財の輸入を通じて現地の料理に親しむようになったが、現地の料理では原始的すぎて米国人には物足りない。そこで洗練されたフレンチとミックスしようと言う物だ。

フードコートのfoodlifeは出来てから8年ほどになるが,大変ユニークな店舗だ。内部には、イタリアン、テックスメックス、サラダ、ハンバーガー、ラップ、中華等、手ずくりのファーストフードのキオスクが並んでいる。ハンバーガーであれば、生の挽肉を注文に応じてスクープですくい、鉄板の上に置き上からスパチュウラでつぶして焼き始める。付け合わせの野菜は好きな物を注文する。焼き上げるのを見ているだけで涎がでて来るほどだ。(日本では博多キャナルシティ内グランドハイアットのフードコートのfoodliveという一字違いの店がそのデッドコピーだ)此の店舗は8年以上経過しているが、毎年人気の落ちた店舗を改造し、新しいファーストフードのコンセプトを導入している。だから、毎年、ここを訪問せざるを得ない。

料理だけでなく店舗デザインやサービス雰囲気まで新しいコンセプトを探し求めるときにはチェーン店舗の方だけでなく、個人営業の方も参考になる会社だ。ぜひ5月のレストランショーの際に訪問してみよう。

店舗リスト


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