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米国レストランピリ辛情報 

月刊レジャー産業2005年11月号 NO.470

シカゴのほっとする老舗


シカゴの老舗魚料理 ブラックストンBraxton

 今回はシカゴとニューヨークを気楽に食べ歩きすることにした。シカゴ到着後はシカゴダウンタウンのハイアットリージェンシーに宿泊。リージェンシーフロアーだが、250ドルもする。この後のニューヨークもそうだが、ヒルトン、ハイアットは500ドル以上だ。今やニューヨークやシカゴなどの大都会のホテルは日本の方が安いのではないだろうか?先日も韓国ヒルトンに泊まったが日本よりも高かったのが印象的だった。日本のサービス価格も随分低下し、国際的に価格競争力がついてきているのではないだろうか?
さて、先回のシカゴはチャーリー・トロッターなどのお洒落なお店とステーキを食べ歩いたが、今回の同行者は牛肉はだめ、内装よりも実質的に美味しいお店が良いと言う注文だ。アメリカで牛肉を食べないと言うと選択がなかなか難しい。
ダウンタウンはあっさりとあきらめ、郊外のオークブルック・ショッピング・モールに
ある魚料理のブラックストンに行くことにした。このお店には20年前から通っている、魚の専門店だ。以前は活けロブスターが売り物だった。
昔、サラリーマン時代に米国人上司の接待で日本料理に連れて行ったことがある。折角だからと伊勢海老の活け造りを注文した。やがて大きな俎板に乗った伊勢海老が出てきた。米国人上司に「これは活きているのですよ。日本人のフレッシュとは活きていることなんですよ」と日本人の新鮮な魚に対するこだわりを強調したが、伊勢海老はピクリとも動かず、米国人上司は冗談だろうと思っていた。ところが半分ほど身を食べたところで、その伊勢海老が突然、動き出し、テーブルの上の半分ほどを歩き出した。その米国人上司はギャーと言って飛び上がり、怒り狂い、「日本人は神の恐れを知らない」と騒ぎ出し、なだめるのに苦労した。
さて、数ヵ月後に私が米国を訪問した際に米国人上司が、私を食事に連れて行ってくれ
た。その時にこのブラックストンにいったのだ。大きな水槽に活きたロブスーターが沢山泳いでいたので、当然、ロブスターを蒸し上げてくれと注文した。
とその時だ、米国人上司が「待った、君は活きた伊勢海老が好きなはずだ。活け造り
にしたらどうか?」と言い出した。ウエイトレスはエー、そんなことできませんと言うが、チップをたっぷり弾み、活け造りを作らせることになった。
私はロブスターも伊勢海老も親戚だから美味しいだろうと気軽に考えていた。やがて運ばれたロブスターの活け造りは活きた伊勢海老を包丁でたたき切っただけの物だったが、新鮮だろうとかぶりついた。勿論、醤油とレモンをたっぷり用意させ準備万全だ。ところが慌てて口から吐き出してしまった。日本の伊勢海老は生だとコリコリしているのだが、ロブスターの生の身は何とナメクジのようにドロドロして気持ち悪いのだ。日本の伊勢海老は茹でると固すぎますが、ロブスターは茹でても柔らかい代わりに、生だと水分が多すぎて美味しくないのだった。これには思わずギブアップ。その私の表情を見た米国人上司は手を打って「やった」と大喜び。江戸の敵をシカゴで討たれたのだった。
さて、そんな思い出のあるBraxtonに久しぶりにやってきた。近所にレストラン王レタスエンターテイメントの地中海ギリシャ料理のPapagusパパガスや大繁盛店のチーズケーキ・ファクトリーが開店したので、暇かと思いきや大繁盛だ。パパガスとの違いは年配の上質な客が多いことだ。

さて、
前菜は   クラブケーキ         12.50ドル
      ハマグリの酒蒸し        9.75ドル

スープは  ロブスタービスク        3.95ドル

主菜は 1.25ポンドのロブスター    27.95ドル
      グルーパーのポテト包み焼き  24.95ドル

を注文した。
ハマグリの酒蒸しはボリューム満点で美味しいこと。そして、コクのあるロブスタービスクに満足。ロブスターは重量が1.5ポンドしかなく、ややオーバークック。しかし、グルーパーのポテト包み焼きの表面のかりっとしたポテトと身の柔らかさの組み合わせが絶妙だった。翌日、パパガスに行って魚料理を食べたのだが、Braxtonの方が数段垢抜けた味でだった。

帰りがけに水槽を覗いたが、活けオマール海老は数匹しかいない。オマール海老は高価になりすぎたのだろう。その代わりに色々な新鮮海産物が航空便で送られてくるので、以前よりもバラエティ豊かな魚料理が楽しめるようになったのだ。
 繁盛している理由は料理だけではないようだ。バーには生バンドを入れ近隣の年配の住民が歓談しながら楽しんでいる。高級なフレンチだとちょっと堅苦しいが、こんな地元のなれたお店だとお客同士も楽しそうに会話をしている。やはり、20年以上継続している老舗だと感心させられた。

○店舗情報

住所 3 Oakbrook Center Mall Oak Brook , IL 60523
電話 630-574-2155
http://www.braxtonseafood.com/

○メニューが詳細に紹介されている。
http://www.braxtonseafood.com/Menu.asp?Category=1

以上

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