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月刊レジャー産業資料

米国レストランピリ辛情報 その8

月刊レジャー産業2002年4月号 NO.427

「アメリカン料理 その2 サンフランシスコ編その2」
サンフランシスコベイエリアの中華料理

1997年7月1日の香港返還により香港籍中国人が大挙、環境、雰囲気の似たサンフランシスコ周辺に移住を開始した。特に郊外のシリコンバレーのクパティーノ市は学校区が良いので教育熱心な金持ちの中国人に好まれ、多くの不動産を取得し居住を始めた。元々不動産の高かった同時の不動産価格を押し上げ、6年前の不動産価格が3倍に高騰してしまった。それらの金持ちの中国人が移住したことで、彼らを対象に腕の良い調理人を引き連れた高級な中華料理店が続々と開店し始めている。シリコンバレー周辺で有名であったお店は20数年前に開店した楓林小館(Fung Lum)であり、その豪華な内装で地域一番店となっていた。

(新設サンフランシスコ空港の国際線ターミナルのフードコートにも出店をしている)
ヒューレットパッカード社本社前のショッピングモールクパティーノビレッジ前には森記酒家(Samkee)と言う広東料理の飲茶の美味しい店が繁盛していた。

しかし、香港返還後の中国人移民により、従来は米国人向けの食品スーパーのショッピングモール、クパティーノビレッジを中国人資本が買い取り、ランチ99ショッピングモールを開店し、キーテナントとしてランチ99マーケットをおき、新鮮な魚(活け魚)や食材を豊富に販売している。それを中心に数多くの中華料理店が開業したが、その中でも本格的な広東料理が酔香居(Joy Luck Place)だ。その成功の理由は、味、サービス、クレンリネスでバランスがとれていると言うことだ。ランチ99は新興住宅街のミルピータスにも中華ショッピングモールを作り、そこにはサンフランシスコ市内の有名店、五月楼を開店した。これらの店では通じる言葉は広東語や北京語で、英語は殆ど通じない。

この本格的な中華料理のあるシリコンバレーに殴り込みをかけたのが、2001年9月に開業したP. F. Chang's China Bistroだ。1993年に創業、西海岸を中心に2001年末で65店舗を展開している。

木曜日の午後8時で、ウエイティングは30分待ちである。金曜日には3時間待ちだ。ロビーにはいると美人の受付嬢がにこやかに英語で迎えてくれる。店内の内装のコンセプトは古代中国で、入り口には遺跡から発掘したかのように石造りの馬や兵士像が飾られている。入り口すぐにバーが設置され、そこでも食事を楽しめる。料理は広東、北京、四川、湖南、蒙古、と盛りだくさんで、本格的な中国料理と言うよりも米国人の舌に会わせた中国料理と言う位置づけだ。この味でどうして繁盛しているかと言うと、従業員には英語が通じる笑顔のある米国人を使い、豊富なワインリストと、フレンチのパティシェの作る美味しいデザートで米国人にアピールしているからだ。ちなみに中華系のデザートは全くない。「中華料理は好きだけれど英語が通じないとね」と言う米国人に大受けだった。

創業者のPaul Fleming氏は高級ステーキレストランチェーン:クリスステーキハウスのフランチャイジーをしていた経営のプロ。店舗のデザインと調理指導をしているのは上海生まれ、東京とサンフランシスコ育ちのChiang氏。そして経営にあたるC.E.O.のRick Federico氏はカジュアルレストランの分野を米国に確立したBrinker International社の超繁盛コンセプトMacaroni Grillと Spageddies のコンセプトの開発とマネージメントなどで19年のレストラン経験を持つ外食のプロだ。

外食のプロが集まって作った中華料理と本格的な中華料理店のバトルを見て、米国の繁盛店の作り方を学べる面白いシリコンバレーだ。

日本人の方の評価は

http://www.lvtaizen.com/rest/html/pfchangs.htm


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